ニュースリリース
企業情報
マツダ、中国事業を統括する上海新会社の開所式を実施
マツダ株式会社は本日、中国上海市に設立した中国事業を統括する新会社「マツダ(上海)管理諮詢有限公司(MCO)」の開所式を行った。
開所式は午前10時から上海市浦東新区上海信息大楼ビル20階にある新会社オフィス内で、ジョン・ジー・パーカー代表取締役執行副社長ほかマツダ役員と新会社従業員ら約20名が参加してテープカットを行い、新会社の門出を祝った。また同日午後、上海市内のホテルで上海市人民政府関係者、在上海日本国総領事館、マツダの中国でのパートナー、取引先など来賓約230名を招待して開所式を行った。
パーカー副社長は、「MCOの開所式を開催し、マツダが中国での本格的な活動開始を報告できることを大変嬉しく思う。新会社は中国でのヘッドクオーターとしてマツダの中国事業を束ね、確実な成果に結びつけていくという大変重要な役割を担っている」と語った。また、6月1日の中国の「児童節」(「子供の日」に相当)に因み、「中国で生まれたマツダの新しい『子供』を温かい目で見守っていただきたい」と挨拶した。
マツダは中国でのビジネス拡大を目指し、2010年に30万台を生産・販売する体制の構築を中期目標として設定している。この目標達成のため、生産体制の拡充策として、本年1月7日に長安フォードが南京に建設する車両工場への参画を表明するとともに、5月25日にはフォード、長安汽車と合弁で設立するエンジン製造会社の政府承認取得を発表した。また、販売体制強化のため、3月1日付けで第一汽車集団との合弁による販売統括会社「一汽マツダ汽車販売」を設立した。同時に商品ラインアップの強化を進めており、向こう3年以内に中国市場に8車種を投入する計画。今夏にはブランドアイコンとしてロータリーエンジンを搭載した4ドア4シーターのスポーツカーRX-8を発売する。
マツダの中国事業を統括するMCOは、これら各領域で進展するビジネスを統括する役割を担って2005年1月に設立され、董事長には尾崎清取締役専務執行役員が、総経理には太刀掛哲執行役員中国事業本部長が就任している。
マツダは2000年から本格的に中国市場に進出し、これまで生産、販売ともに大きく成長してきた。2004年は乗用車市場の競争が激化するなか前年比21%増となる97,132台を販売し、乗用車の全需を3年連続で大きく上回る成長を遂げた。また本年1~4月は、全需が4.2%減少するなか、前年比25%増となる42,514台を販売し高い成長を維持している。
|